1日の疲れを癒してくれるお風呂ですが、冬場に起こりやすい事故『ヒートショック』には十分注意が必要です。ヒートショックとは、暖かい所から寒い所への移動など、温度の急激な変化で血圧が激しく変動すると、心臓に負担がかかり、失神したり心筋梗塞や脳梗塞を起こすことです。入浴時が最も起きやすいと言われ、入浴中に亡くなる方は、交通事故で亡くなる方より多くなっているようです。
高齢者が起こしやすいと言われていますが、若い人でも高血圧や生活習慣病などの持病がある方、肥満の方や喫煙者もヒートショックのリスクが高いので要注意！
ヒートショックを予防するには
●脱衣所に暖房器具を置いたり、入浴前に浴室を暖める
①湯船のふたを開けておく②熱めのお湯を高い位置からシャワーで流しておく
●湯船のお湯の温度は、41℃以下にして浸かる時間は10分以内に
●かけ湯は手足などの末端から徐々に
●飲酒後や食後すぐの入浴は避ける
●入浴前後はしっかり水分補給を行う
また、サウナの水風呂もかなり温度差があるので、冷水にいきなり浸かるのは避け、手足の末端から『かけ水で慣らして入る』ことをおすすめします。
入浴でのリラックスタイムを楽しむためにも、ぜひヒートショックの予防を意識しましょう。
